修猷館高卒業生バンドが有終ハワイアン 公演172回「慰問先の人より年上に-」 [福岡県]

最後の曲は「幸せなら手をたたこう」。観客と一緒に手をたたき、にぎやかに終演した
最後の曲は「幸せなら手をたたこう」。観客と一緒に手をたたき、にぎやかに終演した
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記念撮影するメンバーと友人ら
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 福岡市早良区の修猷館高を1954(昭和29)年に卒業した第68回生など13人でつくるハワイアンバンド「ア・68(ろは)ハワイアンズ」が1月31日、通算172回目となる慰問コンサートを開き、活動を終えた。メンバーのほとんどが82歳になり、慰問先の人たちより年上になることが多くなり、解散を決意した。演奏後、ボーカル担当の結城威(たけし)さん(82)は「力が入って声が大きくなった。みんなと顔を合わせられ、楽しい15年間だった」と笑った。

 「今回がさよなら公演。心を込めて演奏します」。同区重留の老人福祉センター早寿園(中田千明施設長)の大広間。結城さんが集まった約60人に切り出すと、甘美なハワイアンの演奏が始まった。女性陣によるフラを交えながら、歌謡曲なども含め約20曲を披露。アンコールの声が上がると、結城さんは「打ち合わせ通りですね」。どっと笑いが起きた。

 2003年、卒業50周年を祝う同窓会を前に、軽音楽同好会のメンバーらで結成。母校の恩師が利用していた高齢者施設での演奏が好評を博し、月1回のペースで慰問コンサートを続けてきた。練習は毎週土曜日。バンドマスターの田中丸善彦さん(82)は「女性メンバーの手作り弁当を食べながら話すのが楽しかった」と振り返る。コーラスやフラ担当の大穂幸代さん(82)も「夢のような時間で、いい思い出がたくさんできた」。

 最後の曲は「幸せなら手をたたこう」。結城さんやコーラスの歌に乗せ、この日最も大きな手拍子が会場を包み込んだ。

=2018/02/03付 西日本新聞朝刊=

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