「今年は大雨なし」かびで占う“かゆだめし” 豪雨の被災地・朝倉市の恵蘇八幡宮 [福岡県]

かゆに生えたかびの様子で豊凶を占う宮司や氏子たち
かゆに生えたかびの様子で豊凶を占う宮司や氏子たち
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 かゆに生えたかびの様子で作物の豊凶を占う「かゆだめし」が12日、朝倉市山田の恵蘇八幡宮であった。朝倉市は昨年7月、九州豪雨に見舞われたが、今年のかびでは「昨年のような大雨はない」と占われた。

 約200年続くとされる伝統行事。三つの青銅器に盛られたかゆを2月15日、木箱に納め、3月最初の「卯(う)の日」に箱を開ける習わし。かびの色の具合で判断され、青なら雨、赤が日照り、黒は虫害、黄が豊作となる。かゆの中にどこまで深く生えているかでも深刻度が変わるという。

 神事の後、上原実二宮司(56)や氏子16人が、かびを観察した。上原宮司は「雨は適度。日照りが多少あり、虫害に注意が必要。だが深刻ではない」とまとめた。氏子総代会長の七熊清美さん(79)は「(被災地は)雨が一番怖いが、大雨がないという占いなのでほっとした。安らかな1年であってほしい」と話した。

=2018/03/13付 西日本新聞朝刊=

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