「博多なつかしマーケット」1年で幕 住吉神社 出店、集客伸び悩む [福岡県]

住吉神社で開かれた「博多なつかしマーケット」。出店が少なく、閑散としている
住吉神社で開かれた「博多なつかしマーケット」。出店が少なく、閑散としている
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献上柄の博多帯をリサイクルして作ったバッグ
献上柄の博多帯をリサイクルして作ったバッグ
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 昨年4月から福岡市博多区の住吉神社で毎月第1日曜に催されてきたフリーマーケット「博多なつかしマーケット」が、4月1日を最後に休止する。出店者や買い物客数が思いのほか伸び悩んだため。神社が会場のフリーマーケットは、筥崎宮(東区)や護国神社(中央区)で活況だが、都心の寺社でお宝探しが楽しめる貴重な機会だっただけに、わずか1年での終幕に、惜しむ声が上がっている。

 近くで理髪店を営む事務局の横田誠さん(62)によると、「なつかしマーケット」は「住吉マルシェ」としてスタート。その後「マルシェだと食べ物と誤解される」とイベント名を改めたが、出店数は古陶磁や刀剣、着物など毎回5店前後と低迷。固定ファンが付いたものの「店が少ないので客が集まらず、客が少ないので店が増えないという悪循環に陥ってしまった」と横田さん。毎月自腹で5万~6万円かけてチラシを配ったが、集客は上向かず、イベント継続を断念したという。

 筑紫野市の公務員内田道子さん(47)は「掘り出し物が多く、毎月楽しみにしていたのに」。同神社の高野維敦権祢宜は「バス通りに面した場所を地域活性化に役立てたいと始めたイベント。残念だが、いつか復活させたい」と話す。

 最後の開催となる4月1日には「柳川藩由来と伝えられる古い茶わん」(横田さん)や、献上柄の博多織の帯をリサイクルして作ったバッグなども並ぶ予定。

 横田さんは「念願の住吉神社でイベントを続けられず、歯がゆい思い。最後は気合の入った品物を出したい」と話している。

=2018/03/22付 西日本新聞朝刊=

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