聖徳太子「和の精神」世界へ発信 全国18寺院で一斉に奉納揮毫 太宰府市・観世音寺では「平和」と大書 [福岡県]

心を込めて「平和」としたためる杉田さん
心を込めて「平和」としたためる杉田さん
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 太宰府市在住の書道家杉田廣貴(こうき)さん(35)が3日、同市の観世音寺で奉納揮毫(きごう)を行った。604年のこの日に、聖徳太子が十七条憲法を制定したとされることから、太子の「和の精神」を再認識しようと、全国18の寺院で書家が一斉に行ったイベントの一環。

 主催した「和プロジェクトTAISHI」(名古屋市)によると「混迷する国際情勢の中で、聖徳太子が示した平和思想を一斉に世界に発信するのが狙い。特定の団体や組織は無関係」という。九州では観世音寺のほか、文殊仙寺(もんじゅせんじ)(大分県国東市)でもあった。

 20代の時に独学で書を始めたという杉田さんは揮毫の前、集まった見学者に「私の書は空間芸術。筆を運ぶときの表情などを見てほしい」とあいさつ。まず「平和」を、続けて「和をもって貴しとなす」の意の「以和為貴」を、満身に気力をみなぎらせて書いた。

=2018/04/04付 西日本新聞朝刊=

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