高齢化率急上昇51・3% 福岡市東区・城浜団地 建て替え本格化 [福岡県]

上空から見た城浜団地。一部で建て替えが進む=2月21日、本社ヘリから
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 城浜団地は、福岡市東区の博多湾の埋め立て地に1969年度から4年かけて建設された。県営と市営の共同住宅78棟が立ち並び、一戸建ては6戸。市内の団地で最も共同住宅の割合が高く、65歳以上の高齢化率が51・3%(2017年12月)と突出して高いのが特徴だ。

 城浜団地で暮らすのは2020世帯の3088人。14歳以下は6・8%、15~64歳は42・0%。75歳以上の後期高齢者の割合は24・6%に上る。九州大の留学生をはじめ、外国人約300人も住んでいる。

 完成当初は入居希望者が多く、1981年の人口は8622人だったが、2007年にほぼ半減。その後も減少が続く。高齢化率は2002年に20%を超え、それから10年で19ポイント、さらに5年で12ポイント上昇し、団地の老いが急速に進む。

 子どもの数も大きく減った。団地内に1971年に開校した城浜小学校は、約1500人が通っていた時期もあったが、この春は88人。新1年生は13人(外国人3人)だった。

 年金や生活保護で生計を立てる高齢者が転入する一方で、子どものいる家族の転出が相次ぎ、高齢化と少子化が顕著な人口構成になっている。

 福岡市は2013年度から建て替えに着手し、県も本年度から本格化する。いずれも現状の5階建てを高層化し、棟数を減らして戸数を維持する計画だ。市営住宅は9階建ての新棟が完成したが、団地住民の入居を優先しているので子育て世代の転入はない。

 市は入居者の年齢構成のバランスを取るため、4月から子育て世帯の入居基準(収入など)を緩和した。住宅管理課によると、本年度の新規入居は数世帯にとどまる見通しで、城浜団地の若返りには時間がかかりそうだ。

=2018/04/24付 西日本新聞朝刊=

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