城さん(福大3年)新空手日本一 消防士志望「格闘家と両立を」 [福岡県]

新空手の大会で日本一に輝いた城大真さん
新空手の大会で日本一に輝いた城大真さん
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 福岡大3年の城大真さん(20)=福岡市西区=が、東京で3月に開かれた第29回全日本新空手道選手権のK-2中量級で、日本一に輝いた。城さんは「練習の成果が発揮できた。この先も格闘家として活躍したい」と意気込む。

 新空手は打撃を寸止めする伝統的な空手と違い、蹴りや拳による全身への攻撃が認められている。年齢や実力に応じて、下位からK-4、K-3、K-2の3階級があり、K-2は高校生以上の中、上級レベルの選手が対象。

 城さんは大学1年で別の全国大会を制した実績があり、全日本新空手道連盟推薦で全日本選手権に出場した。中量級は体重61キロ以上70キロ以下。日本ランキング1位や関東、関西予選の勝者ら国内トップの8選手がトーナメントで争った。

 試合はボクシンググローブを付けて戦う。初戦、2試合目を快勝し、決勝戦はキックボクシングの経験がある優勝候補と対戦。蹴りを入れて距離を保ちつつ、得意のパンチで攻撃する作戦が奏功し、判定で勝利を収めた。

 城さんは小学1年の頃から、空手経験者の父が運営する空手道場で練習を積んだ。前回の全日本選手権は初戦で敗退。「優勝候補と期待されたことがプレッシャーになった」。大会後に心機一転、昨年5月から全国レベルの選手を輩出している小郡市のKSS健生館福岡道場に移った。

 「パンチ力はあるが、蹴りはさっぱり」。弱点を見抜いた道場の組坂幸喜本部長(52)は、蹴りを強化し、パンチに磨きを掛ける指導を徹底した。全日本選手権前は「結果を気にせず試合を楽しもう」と助言。城さんは「気が楽になった」と感謝する。

 目指す職業は消防士。「仕事と競技生活の両立を目指したい」と話す。

=2018/05/22付 西日本新聞朝刊=

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