20歳の絵筆、感性きらり 大野城市の高木さん、地元で初の個展 [福岡県]

初の個展を開いている高木アリスさん
初の個展を開いている高木アリスさん
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 大野城市の高木アリスさん(20)が、同市下大利のカフェ&ギャラリー「レ グラン」で初めての個展「未来への光に一歩」を開いている。6月3日まで。26日には、展示会場で弟の龍成さん(17)らNPO法人博多古謡保存会の面々が「オッペケペー節」を披露するランチコンサートもある。

 手先が器用で絵を描くのが好きだった高木さんは中学時代、美術部に入部。小学生の時にコミュニケーションが取りにくいなど広汎性発達障害と診断されたことから、同市で障害者を対象にした造形教室を主宰する松沢佐和子さん(59)にも、絵を習ってきた。

 動物や風景を描くのが好きで、中学1年の時に国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクールで準特選(林野庁長官賞)を受賞。中3では県JA夏休み作品「図画・書写」コンクールで優秀賞に選ばれるなど、独特な感性を発揮したその絵は高く評価されてきた。

 今回、展示しているのは中学生時代からこれまで描いてきた20点。ナイアガラの滝(アメリカ、カナダ)に虹が架かる場面を描いた、鮮やかな色使いの作品もある。高木さんは、インターネットで描きたい画像をイメージし、自分で構図や色合いを創造して描くという。

 太宰府特別支援学校を卒業後はパン工房に勤めながら今も、松沢さんのアトリエに通って絵を描き続ける高木さん。その作品の特徴を松沢さんは「例えば風景なら細部にこだわらず、大胆な色面に分解して描くのが得意。だから、力強い表現になる」と評価する。

 高木さんは「初めての個展なので緊張しています。多くの人に元気を与えられる絵を描いていきたいし、苦手の人物画にもチャレンジしたい」と話している。

 26日のランチコンサート(2千円)は午前11時半から。

=2018/05/26付 西日本新聞朝刊=

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