10歳のフライボーダー活躍 福浜小の城賀本君、全日本キッズ優勝 親子で鍛錬「世界目指す」 [福岡県]

5月20日に福岡市中央区荒津で開かれたイベントで、技を披露する城賀本裕志君
5月20日に福岡市中央区荒津で開かれたイベントで、技を披露する城賀本裕志君
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城賀本裕志君(左)と父裕介さん
城賀本裕志君(左)と父裕介さん
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 両足に着けた装置から勢いよく水を噴射して海上を飛び回るマリンスポーツ「フライボード」の全日本選手権で、15歳以下のキッズクラスに出場した福浜小5年、城賀本(じょがもと)裕志君(10)=福岡市中央区=が優勝した。全国の競技人口は150人ほどというマイナー競技だが、水面高くアクロバティックな迫力ある技が繰りだされ、世界で人気上昇中。スーパー小学生は世界大会出場を目標に、父裕介さん(40)と二人三脚でさらに技に磨きを掛けている。

 フライボードはフランス発祥で、日本には2012年に上陸した。水上バイクの排水口と靴型の専用装置をホースでつなぎ、高圧の海水が靴底から噴射して海面から上昇し、制限時間内に空中で演技を披露する採点競技。全日本フライボード協会(沖縄県)によると、当初は40~90キロという体重制限が設けられていたこともあり、15歳以下の競技者は「今も全国に数えるほどしかいない」という。

 裕志君がフライボードを始めたのは小学2年の時。福岡市・能古島で体験教室を開く協会公認インストラクターの父の演技を見て「僕も技を決めたい」と始めたという。

 最初のうちは「立つのも難しかった」が、水上バイクで水圧を調整する裕介さんのサポートもあってめきめき上達。3年生になると初心者向けのクラスで大会デビューを果たした。さらに腕を上げようと昨夏には世界チャンピオンの韓国人男性の下へ「短期留学」も行った。

 5月26、27日に大阪で開かれた全日本選手権では、新設されたキッズクラスに小学3年と中学2年の男子2人とともに出場。身長133センチ、体重27キロと小柄な裕志君は2分間の競技時間内に、横に回転するスピンや水面に飛び込むドルフィン、バックフリップ(バック転)といった技を重ね、演技全体の流れが評価されて優勝カップを手にした。

 選手権実行委員会の馬野友秀委員長(40)は「未来の日本チャンピオンの活躍に今後も期待しています」とエールを送った。

 裕志君は「これからは世界を目指して頑張りたい」と意欲を燃やす。裕介さんは「これからもけがをしないよう安全に練習し、いろんな技に挑戦したい」と万全のフォローをするつもりだ。

=2018/06/08付 西日本新聞朝刊=

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