福高生に著名OB“授業” 中村さん、外尾さん、江口さんが登壇 夢に向け「自分を鍛えて」 [福岡県]

後輩たちを前に意見を交わす同窓生。画面は外尾悦郎さん
後輩たちを前に意見を交わす同窓生。画面は外尾悦郎さん
写真を見る

 福岡市博多区の福岡高は9日、昨年の創立100周年を記念したパネルディスカッションを同区の福岡国際会議場で開いた。世界を舞台に活躍する卒業生たちが、在校生約1200人や同窓生を前に「語り継ぐ夢と未来」のテーマで意見を交わした。

 登壇したのは、アフガニスタンで医療支援などに取り組むペシャワール会現地代表の中村哲さん(71)▽スペインの未完の大聖堂「サグラダ・ファミリア」の建築に携わる彫刻家の外尾悦郎さん(64)▽2020年東京五輪の招致映像を手掛けた映像ディレクターの江口カンさん(50)-の3人。同窓生でフリーアナウンサーの林田スマさん(70)による軽妙なコーディネートで、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 江口さんは「高校の文化祭で友人と一緒に映画を撮り、とても楽しかった」と、自身の原点になった思い出を披露。在校生から苦境を乗り越える秘訣(ひけつ)を問われた中村さんは「(病状が良くなった)患者が帰って行く瞬間が魅力で、現地に残らざるを得なかった。(苦境からの)逃げ足が遅くてもいい」と、長年の経験を踏まえてアドバイスした。

 「作品を通じて自分を彫り込んできた」と語った外尾さんは、「自分は間違っていないという確証を得られるまで自分を鍛えて」と後輩たちにエールを送った。

=2018/06/10付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]