糸島高、考古学の研究発表で連続日本一 17世紀、石工の実態分析 「大学卒論並み」 [福岡県]

2年連続最優秀賞に輝いた糸島高の歴史部
2年連続最優秀賞に輝いた糸島高の歴史部
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 高校生が考古学について調査研究した成果を1枚のポスターにまとめ競う「高校生ポスターセッション」(日本考古学協会主催)で、糸島市の糸島高校歴史部(20人)が2年連続最優秀賞に輝いた。

 糸島半島における主に17世紀以降の石工の基礎的研究が発表テーマ。審査員から「大学生の卒論並みにグラフや文章がきちんとしており、分析も細かい」と高評価を受けた。セッションは明治大(東京)で5月27日に開催され、10校12チームが参加した。

 歴史部は昨年12月から、糸島市と福岡市西区にある二百数十カ所の神社を現地調査。鳥居を調べて柱に刻まれた石工の名前や建立時期、住居地をデータ収集した。その結果、肥前小城(佐賀県)から石工が移住するなど4集団以上が活躍していたことが分かった。理由は不明だが、愛知県岡崎市の石工が吉井白山宮に鳥居を建てていた事実も突き止めた。

 ほかにも鳥居上部の神額の形状に着目。外枠は大まかに四角のものと、ぎざぎざの凹凸があるものに分かれていることを発見、内枠も含めて細かく分類した。その結果、石工集団の個性が形に反映していると分析した。

 セッションに参加した部長の江崎心温(しおん)さん(2年)は「初めて参加していい勉強になった。来年の大会でも3連覇を目指して頑張りたい」と話した。

 歴史部は8月4日、太宰府市の九州国立博物館でも同じテーマの発表を行う。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=

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