土砂崩れ、のり面崩壊多発 都市圏大雨 施設休み催し中止 [福岡県]

土砂が流れ込み全壊した白糸の滝ふれあいの里駐車場の多目的トイレ。右の男女トイレも一部損壊した(糸島市提供)
土砂が流れ込み全壊した白糸の滝ふれあいの里駐車場の多目的トイレ。右の男女トイレも一部損壊した(糸島市提供)
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土砂崩れにより倒壊したとみられる那珂川町の家屋
土砂崩れにより倒壊したとみられる那珂川町の家屋
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雨で増水した福岡市西区の室見川
雨で増水した福岡市西区の室見川
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 5日から降り続く大雨により、福岡都市圏でも6日、土砂崩れが複数起きたほか、ため池ののり面が決壊する恐れがあるとして避難指示が出るなど、市民生活に大きな影響が出た。学校や公共施設は多くが休みとなり、イベントの中止も相次いだ。

 土砂崩れは山間部を中心に発生。糸島市では、観光名所「白糸の滝」の駐車場にある瓦ぶき平屋の多目的トイレが全壊した。福岡市早良区では、脇山や椎原など8カ所で発生した後、付近の計約1800人(午後5時10分現在)に避難指示が出た。筑前町では県道77号を土砂が覆い通行止めに。朝倉市や福津市でも土砂に覆われた国道や県道が通行止めになった。

 ため池ののり面にも危険が迫った。福岡市では南区桧原のため池でのり面が一部崩壊し、西区金武の農業用ため池では、堤防の下にある石垣が幅15メートルにわたり崩れたため、市は周辺住民の計約1400人(午後8時45分現在)に避難指示を発令した。宗像市山田でも、ため池決壊の恐れがあることが分かり、50人以上が避難した。福岡市西区では、市立西陵中の高さ約4メートルの石垣が崩れ、野球用ネットの支柱が倒れた。太宰府市や新宮町でものり面が崩れる被害が出た。

 小中学校は福岡市の一部のほか、都市圏のほとんどで休校となった。

 7日も雨が続くとみて、福岡市博多区の博多町家ふるさと館や中央区の市赤煉瓦文化館などが休館。九州豪雨からの復興祈願祭「第1回東峰村どんたく」や那珂川町の博多南駅前ビルの「ナカイチフェスタ」は中止となった。

=2018/07/07付 西日本新聞朝刊=

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