またも冠水「これほどとは」 筑紫野市「にしてつ通り商店街」 後片付けに汗 [福岡県]

冠水した商店街で清掃や片付けに追われる人たち
冠水した商店街で清掃や片付けに追われる人たち
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 九州を含む西日本を襲った大雨により、筑紫野市中心部の西鉄二日市駅に近い「にしてつ通り商店街」が冠水した。過去に何度も冠水したことがあり、そばを流れる高尾川で県が床上浸水対策特別緊急事業を実施する中で起きた災害。7日には店舗経営者らが片付けに追われていた。

 「水につかる場所とは聞いていましたが、これほどとは…」。ネイルサロン「Tokkie」(トッキー)を経営する時枝恵里さん(26)はため息をついた。

 店は2015年の開業。14年に起きた冠水は経験していなかった。入り口のガラスなどには、1メートル以上の高さまで水が達した跡が残り、店では棚が倒れるなど大混乱だったという。7日には中の物を店外に出し、知人らの手伝いを受けて清掃や片付けに汗を流した。「なるべく早く再開できるよう、頑張ります」

 県によると一帯は過去10年で、09、10、12、14年の4回、冠水被害に遭った。緊急事業では高尾川の流れを妨げていた橋を架け替えたほか、現在、河川水を流すバイパスとして川の直下にトンネルを整備中で、19年度に完成の見込みだ。

 「水は一度引いた後、またどーんと来た」。居酒屋「かごんま」を経営する長谷佳尚さん(56)は、店内清掃の手を休めて当時の様子を語ってくれた。

 それによると6日午後1時半すぎに冠水。まもなくして水は引いたものの、また雨が激しくなり、1度目を上回る水位で冠水したという。「橋の架け替えなど効果が感じられるが、バイパスのトンネルに期待したい」と話した。

=2018/07/08付 西日本新聞朝刊=

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