「鵜飼い」豪雨で再びピンチに 5月に再開“朝倉復興のシンボル” 筑後川に大量の土砂 [福岡県]

大量の土砂で埋まった原鶴温泉前の筑後川。鵜飼いが継続できるか心配されている
大量の土砂で埋まった原鶴温泉前の筑後川。鵜飼いが継続できるか心配されている
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 昨年7月の九州豪雨で中断し、5月に再開したばかりの“復興のシンボル”、朝倉市・原鶴温泉の鵜(う)飼いが再びピンチに陥った。西日本豪雨により、また大量の土砂が筑後川にたまり、屋形船がふだん使う発着場所が使えなくなった。堆積が少ない箇所もあり、場所を移して継続するか、中止か、原鶴温泉旅館協同組合などは川の状況を調査して判断する方針。

 組合によると土砂は原鶴温泉前の筑後川に数百メートルにわたり、厚さ1メートルほど堆積。下流の乗船場所一帯が埋まった。ただ、上流で発着場所として使える護岸が2カ所ほどあり、土砂の堆積も比較的少ないという。

 組合は1週間ほどかけて屋形船の船頭や鵜飼いを行う鵜匠と川の状況を見て、今後についての判断をするという。組合の庄崎茂事務局長は「可能なら鵜飼いは継続していきたい」と話している。

 昨年の豪雨でも土砂が筑後川に流れ込んで屋形船を川に下ろせなくなり、鵜飼いは途中で中止となった。国土交通省によるしゅんせつ工事により、今年は5月20日から9月末までの日程で鵜飼いを再開していた。

=2018/07/12付 西日本新聞朝刊=

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