朝鮮通信使もてなし準備中海難事故 相島で福岡藩士300回忌 新宮町 研究会メンバーら60人参加 [福岡県]

新宮町相島で開かれた300回忌供養会。相島歴史の会による調査報告会も開かれた
新宮町相島で開かれた300回忌供養会。相島歴史の会による調査報告会も開かれた
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 江戸時代の外交使節「朝鮮通信使」をもてなすための準備作業中に海難事故で犠牲になった福岡藩士ら61人を弔う300回忌供養会が22日、新宮町相島であった。

 相島は福岡藩が朝鮮通信使を迎える接待の場だった。1719年に第9次朝鮮通信使を受け入れるために、島で作業していた福岡藩士11人や従事者ら計61人が台風による海難事故で亡くなったとされる。

 朝鮮通信使関連の研究会「相島歴史の会」が2010年に島の東側にある石碑を調査し、江戸時代に建立された供養のための石碑だったことが判明。今回、初めて供養会を開くきっかけになった。

 島民のほか、同会や黒田家の顕彰団体「藤香会」会員ら計60人が参加し、島内の寺で焼香した。同会の今村公亮事務局長の講演もあり、朝鮮通信使を示す「韓使来聘(らいへい)」の文字が石碑から見つかった経緯が紹介された。

 日韓両国の朝鮮通信使の関連資料は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された。

=2018/07/23付 西日本新聞朝刊=

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