シニア向けバドミントン教本 技術から人間関係まで指南 宗像の78歳廣瀬さんら出版 [福岡県]

「年相応の楽しみ方ができるのが魅力」と話す廣瀬勇夫さん
「年相応の楽しみ方ができるのが魅力」と話す廣瀬勇夫さん
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 60代で再開したバドミントンにはまり、全国大会を制するまでに上達した元中学校の技術教諭、廣瀬勇夫さん(78)=宗像市樟陽台=と仲間の70代2人が、シニア向け教本「バドミントン シニアからのチャレンジ」(梓書院)を出版した。技術の指南はもちろん、クラブでの心得や会員との関係の作り方など、定年前後に始まる「第二の人生」のための助言が詰まったユニークな本に仕上がった。

 中学バドミントン部の顧問を務めたことから一時期、自分でも一般社会人のクラブに交じって練習していた廣瀬さん。「体を動かしたい」と64歳の時に再開すると、じわじわと向上。約3千人が参加した2010年の全日本シニアバドミントン選手権大会70歳の部男子ダブルスで優勝したのを皮切りに、全国レベルの大会で活躍している。

 教本は、用語や基本動作の紹介、全国大会で勝ち進むための練習法とクラブでの人間関係づくり、勝つための練習の3部構成。面白いのは、廣瀬さんが一部担当した第2部。筋力トレーニングや健康管理の方法のほか、「準備、後片付けを率先し、同僚の名前を覚えよう」「会費は延滞しない」「辞めるのは喜寿が目安」など、一般の教本にはない“地域との付き合い”のヒントもまとめた。「70歳を超えても上達するということを多くの人に伝えたかった」と廣瀬さん。

 一緒に本を作ったのは、北京五輪など代表の長男・池田信太郎さんなど多くの強豪選手を育てたバドミントンコーチの池田明男さん(岡垣町)と、東和大(現純真学園大)の元教員でバドミントン部顧問だった泉英明さん(同)。3人は岡垣町のクラブチーム「カトレア」の同僚だ。廣瀬さんの躍進をきっかけに書籍化の話が持ち上がったという。A5判で1512円。

=2018/07/26付 西日本新聞朝刊=

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