ママ友2人が維新の志士描く 宗像出身の早川勇 マンガで記念誌作製 [福岡県]

「マンガで読む維新の志士 早川勇伝」を作製した前山泉さん(左)と川口芳実さん
「マンガで読む維新の志士 早川勇伝」を作製した前山泉さん(左)と川口芳実さん
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 幕末の福岡藩で志士として活躍し、西郷隆盛や高杉晋作とも交流した早川勇。現在の宗像市吉留で村医をしていたが、市内でもその功績はあまり知られていない。「こんなのどかな地に、こんなすごい人がおったんやねと、子どもたちに知ってほしい」。地元の母親たちが、早川の人生を紹介するマンガを作製した。

 「お母さん、あの人だれ?」。川口芳実さん(47)は早川の銅像を見た子どもに聞かれ、答えられなかった。「ええっ、維新の志士?」。銘板を見て驚いた。地域の歴史に詳しい住民に「実は、坂本竜馬より早く薩長同盟を言い出した人物なんよ」と聞いて興味を覚え、歴史勉強会に加わるようになった。

 「子ども世代が早川に興味を持つような本を作って」。住民たちに依頼され、友人で絵が得意な前山泉さん(44)に相談。川口さんが伝記や資料を参考に早川の人生を年表にして、それを基に前山さんがマンガを描いた。「歴史は全く苦手だが、人の育成に力を注いだ早川の姿勢に、だんだん親しみがわいた」と前山さんは話す。

 住民にも好評で、明治維新150年の記念誌として2千冊を作製。希望者に配布している。

=2018/07/28付 西日本新聞朝刊=

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