朝倉へ「不屈」のエール 九大院生ら制作「起き上がりこぼし」3日から販売 [福岡県]

朝倉市の杉を使った起き上がりこぼしとデザインした九州大の大学院生と学生
朝倉市の杉を使った起き上がりこぼしとデザインした九州大の大学院生と学生
写真を見る
犬や一輪挿し…。ユニークなアイデアにあふれた起き上がりこぼし
犬や一輪挿し…。ユニークなアイデアにあふれた起き上がりこぼし
写真を見る

 九州豪雨の被災地、朝倉市の復興を支援しようと、九州大の大学院生やアーティストらが朝倉の杉を使い、思い思いにデザインした「起き上がりこぼし」を制作した。転んでも立ち上がる姿に、朝倉の再起を重ね合わせている。2日から、福岡市中央区で作品展が始まる。販売収益は朝倉市に寄付する。

 起き上がりこぼしは九州大芸術工学研究院と朝倉の製材会社などが連携して制作した。尾方義人九州大准教授は「朝倉の杉にアートで付加価値を与え、被災地の産業支援につなげたい」と狙いを語る。

 直径約5センチ、高さ約6センチの原型を使って、県内外のアーティストやデザイナーに自由な発想で作り上げてもらった。大学院生や学生たちもアニメキャラクターの絵付けや中心部をくりぬいて一輪挿しにしたユニークなデザインの作品を手掛けた。

 オープニングイベントは2日午後2時から、中央区大名のスタートアップカフェで。展示のほか、朝倉での創業と復興について考えるワークショップや出品者による作品紹介がある。

 その後、天神のギャラリー風で、3日から9日まで約250点を並べ、1個2千円で販売する。スタートアップカフェでは制作の経緯を紹介する「こうやってできた」展を同時開催する。

 原型作りに携わった九大大学院修士2年の河内厚志さんは「かわいらしい揺れ方になるように設計した。自分たちが学ぶデザインで復興に貢献できるならうれしい」と来場を呼び掛けている。作品展は20~24日に北九州市でも開く。

=2018/09/01付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]