「志摩歴史資料館」存続を 統合案受け学者らシンポ 糸島市 [福岡県]

志摩歴史資料館について話し合うパネリスト
志摩歴史資料館について話し合うパネリスト
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 糸島市が市立志摩歴史資料館(糸島市志摩初)の博物館機能を市立伊都国歴史博物館(同市井原)に統合させる方針を巡って、志摩歴史資料館の存続を考えるシンポジウムが24日、市健康福祉センター「ふれあい」であった。糸島の歴史と文化を考える会(代表・丸山雍成九州大名誉教授)が主催し約100人の市民が集まった。

 歴史学や環境、教育などの専門家がパネリストを務めた。丸山さんは「志摩地域は魏志倭人伝の斯馬(しま)国に当たり、重要な史実が多く残っている。発掘が進めば国史跡に相当する弥生時代の遺跡もある」と、歴史的に重要な地域に市立の資料館は必要と強調。福岡女学院大生涯学習センター講師の清原倫子さんは、大宰府を囲んだ防衛ラインの可能性がある前畑遺跡(筑紫野市)の保存活動をした経験を踏まえ、「志摩の歴史を子どもたちに語り継ぐ必要がある。壊したら元に戻らない」と存続を訴えた。

 市は資料館を民間活用する方針。民間の提案があれば一部を展示するなどの案を出している。丸山さんは「(市立資料館として)現状のままで残したい。九大にも活用を考えてもらえるよう提案している」と話している。

=2018/09/25付 西日本新聞朝刊=

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