「がおか坂」や「純真だんだん」 地元の坂に愛称 南区向野の自治会 [福岡県]

純真だんだんと名付けられた石段の前で、10種類の坂道に付けられた愛称のボードを持つ福岡市南区向野2丁目の住民
純真だんだんと名付けられた石段の前で、10種類の坂道に付けられた愛称のボードを持つ福岡市南区向野2丁目の住民
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 福岡市南区の向野2丁目2区自治会が、坂道でまちおこしをしようと地域内の坂道10カ所に愛称をつけた。「がおか坂」「純真だんだん」など特徴を踏まえたユニークなものに決まり、住民たちは「愛称を覚えて、古里への愛着を深めたい」と話している。

 向野2丁目2区は高宮通り西側の住宅街で、周囲には純真学園大や筑紫丘高がある。坂道が多く「名前があれば外から来た人に道案内しやすい」という意見が住民から出て、愛称をつける「坂道プロジェクト」が今春立ち上がった。

 坂道を歩くイベントを開き、地域の掲示板などで愛称を募集。子どもから高齢者まで延べ463人から152種類の案が集まった。役員会で協議した結果、(1)がおか坂(2)純真桜坂(3)若者坂(4)向野中央坂(5)なごみ坂(6)地禄神社坂(7)どんぐり坂(8)純真だんだん(9)権現坂(10)石の坂-に愛称が決まった。がおか坂は筑紫丘高の愛称、どんぐり坂は向野南公園の愛称が由来。純真だんだんは、純真学園大の学生などがよく通る石段で、東京都荒川区にある絶景スポットとして有名な夕やけだんだんに対抗しようと付けられた。

 9月中旬には子ども会への愛称決定の報告会があり、奈倉潤君(6)は「家の前の坂を『奈倉坂』で応募した。名前を付けるのは楽しかった」と話した。家族で応募した山村千恵美さん(41)は「生まれ育った親しみのある坂に名前が付くのはうれしい」と喜んでいた。

 それぞれの坂道には来年、愛称を書いたプレートを設置する予定。プロジェクトリーダーの小沢憲二さん(71)は「たくさんの人が参加してくれて良かった。早く覚えてもらい、防犯活動などにも活用したい」と語った。

=2018/10/04付 西日本新聞朝刊=

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