コスモスが朝倉を支える ドレッシングの材料に 宮園集落の女性グループが製造 [福岡県]

ドレッシング製造前に摘み取ったコスモスの花を選別する「宮園たんぽぽの会」メンバー
ドレッシング製造前に摘み取ったコスモスの花を選別する「宮園たんぽぽの会」メンバー
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コスモスを使ったドレッシング「乙女の花ドレ」
コスモスを使ったドレッシング「乙女の花ドレ」
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 昨年7月の九州豪雨で被害を受けた朝倉市黒川地区の宮園集落の女性グループ「宮園たんぽぽの会」(6人)が、自分たちで栽培したコスモスの花を使いドレッシング製造を始めた。豪雨で荒れた集落の景観を変えようと、農地約2ヘクタールに植えたコスモスが明るい薄ピンク色のドレッシングに生まれ変わった。復興を目指す朝倉の新名物として期待されている。

 あさくら観光協会などが食べることのできるコスモスの花や葉を生かした地域おこしを進める中で、宮園集落のコスモスにも注目、女性グループに働きかけてドレッシング製造が実現した。

 花や酢、塩こうじ、タマネギなどの材料をミキサーでかくはんして作る。200ミリリットル入りで税込み750円。「乙女の花ドレ」の名で甘木鉄道甘木駅構内にある観光協会事務所などで販売されている。

 たんぽぽの会はドレッシングだけでなく、コスモスの花を加工せずに朝倉市郡の飲食店に売ることも始めた。宮崎幹子代表は「会のメンバーで農地が被災して米を作れない人もいる。景観を美しくしようと植えたコスモスが収入の一助になってくれればいい」と喜んでいる。

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■料理や菓子の食材に 飲食店などでスタンプラリー

 朝倉市郡の観光業者らでつくる「あさくら観光協会」は、コスモスを食べて地域を応援してもらうスタンプラリーを実施している。飲食店など12カ所が「朝倉市郡の新名物に」と、花や葉を使った料理や商品、サービスを創作した。11月4日まで。

 ラリーに協力する各店舗は花や葉を使い、天ざるやカレー、だご汁、フルーツパフェなどの料理やスイーツを取りそろえた。原鶴温泉「やぐるま荘」も花を浮かべる風呂(期日限定)を用意、女性グループ「宮園たんぽぽの会」のドレッシングも参加している。

 飲食したり商品を買ったりして専用の用紙にスタンプを四つ集めた人を対象に抽選を実施、30人に千円相当のプレゼントなどが贈られる。インスタグラムなどで商品や店舗の写真を投稿しても、抽選で10人に記念品がある。観光協会=0946(24)6758。

=2018/10/17付 西日本新聞朝刊=

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