大宰府史跡発掘50年 10日から催し多彩に 講演やシンポ、ウオークも [福岡県]

「大宰府史跡発掘50年」のロゴマーク。政庁跡などから出土した鬼瓦をイメージしている
「大宰府史跡発掘50年」のロゴマーク。政庁跡などから出土した鬼瓦をイメージしている
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 「遠(とお)の朝廷(みかど)」と称された大宰府政庁跡(太宰府市)などの本格的な発掘開始から今年で50年を迎えたことを記念し、10、11日に市内でイベントが開かれる。初日は大宰府史跡調査研究指導委員長である小田富士雄・福岡大名誉教授による記念講演、2日目は各史跡を巡るウオーク・イベントなどが予定されている。

 10日にある50年の発掘成果に関する記念講演。小田名誉教授は大宰府政庁の範囲を「東西6町、南北7町(1町90メートル換算)の長方形」とする新説を発掘50周年記念論文集で発表しており、その具体的な内容を説明する。

 その後のシンポジウムでは、調査研究指導委副委員長の佐藤信(まこと)・東京大名誉教授をコーディネーターに迎え、古代山城や大宰府条坊に詳しい太宰府市教委や九州歴史資料館の専門家たちが50年を振り返る。会場は市中央公民館で午後1時半から。入場無料。

 11日のメイン会場は政庁跡。午前10時から記念式典があり、その中で地元の水城小の子ども解説員も交えて「くわ入れ式」を予定している。

 ウオーク・イベントは古都大宰府保存協会の主催。水城跡や観世音寺など史跡を巡ってシールを集めた人にポイントに応じた記念品が贈られるほか、各史跡で解説を受けることができる。西鉄二日市駅から政庁跡や水城跡、都府楼前駅などを結ぶ無料臨時バスも運行する。

=2018/11/09付 西日本新聞朝刊=

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