和太鼓と演劇がコラボ 博多区の竹下太鼓、25日に30周年公演 [福岡県]

創立30周年記念公演に向けて練習に余念のない竹下太鼓振興会のメンバーら
創立30周年記念公演に向けて練習に余念のない竹下太鼓振興会のメンバーら
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 福岡市博多区竹下・那珂地区の住民や関係者で作る和太鼓グループ「竹下太鼓振興会」が25日午後1時、同区山王の博多市民センターで、和太鼓と演劇を融合させた新機軸の舞台「奴国の宴」を上演する。グループの創立30周年を祝う記念公演。魏志倭人伝にも登場する「奴国」の拠点集落があったとされる地元の歩みを、太鼓と演劇で描く歴史ロマンは、和太鼓ファンのみならず、郷土史愛好家たちの注目も集めそうだ。

 竹下太鼓振興会は1988年、商店街の婦人部有志と病院の太鼓グループが合流して発足。「最初は太鼓もなく、タイヤをたたいて練習していた」と同会会長の古川ひろ子さん(70)は振り返る。発足から5年後、熱心な活動ぶりを認めた地元有志が寄付を募って太鼓5個を新調してくれて活動が本格化。現在は、5~70歳の老若男女33人が所属し、年間約30公演をこなすまでに成長した。

 過去5年ごとの創立周年公演はいずれも太鼓演奏だけだったが、今回は「地域への恩返しになるようなことを」との思いから「国内最古の都市計画道路」とされる道路跡が発掘された那珂遺跡群を擁する地元の歴史をテーマとすることに。

 かつて竹下太鼓で活動したこともある地元の一人芝居役者、玄海椿さんが演出を担当するほか、脚本や演技、殺陣などの心得のある演劇関係者もゲスト参加。

 稲作文化の伝来から、クニ同士の争いや集落の発展まで地元を舞台に繰り広げられた古代史のストーリーをまとめた舞台劇を行い、合間に和太鼓16曲を演奏するスタイルが固まった。

 古川さんは「公演を見た人が地域の歴史を誇りに思い、今後の街づくりに役立ててもらえたら」と話している。入場料は大人1500円、学生(小学生以上)500円。

=2018/11/21付 西日本新聞朝刊=

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