【動画あり】認知症の祖母に贈る歌を児童と 福岡市のバンド「ミサンガ」 21日ライブで披露 [福岡県]

ミサンガの3人と「はじめまして、ばぁちゃん。」を練習する席田小の児童
ミサンガの3人と「はじめまして、ばぁちゃん。」を練習する席田小の児童
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 認知症の祖母に贈る歌「はじめまして、ばぁちゃん。」でメジャーデビューした福岡市のバンド「ミサンガ」と、地元の児童28人が年末ライブで合唱することになった。学校で演奏したことがきっかけで交流が深まり、共演が実演。「家族への感謝の気持ちを込めて歌いたい」と、児童は21日の本番に向けて練習に励んでいる。

【動画】ミサンガの3人と合唱の練習をする席田小学校の6年生たち

 ミサンガは高尾和行さん(34)、佐藤裕亮さん(34)、高島直也さん(33)の3人組アコースティックバンド。高尾さんが、認知症を患う祖母(91)から「はじめまして」と言われたことが歌のきっかけだった。自分のことを忘れた祖母の姿にショックを受けたが、「はじめまして」と返すことで互いに気持ちが楽になっていったという。

 介護施設などへの出前ライブをする中で、福岡市博多区の席田(むしろだ)小(大城友記校長)から「児童が認知症について知るきっかけに」と依頼があり、11月1日に出前ライブを実施。ミサンガが「一緒に歌おう」と呼び掛けたところ、6年生28人が手を挙げた。

 約1カ月後にミサンガが学校を再び訪れて練習した。高尾さんが「みんなの身近な人に寄り添ってほしい」と曲に込めた思いを説明。児童が音楽室に透き通った声を響かせ、高尾さんは「純粋な歌声に感動して泣きそうだった」と言う。

 練習を終えた曽根崎菜々美さん(12)は「両親やおじいちゃん、おばあちゃんにいつまでも元気でいてねという思いを込めて、大きな声で歌いたい」。指導した池辺英雄教諭(46)は「下積みを経てデビューしたプロの音楽家と生で出会えたのは、子どもたちにとって貴重な経験になった」と話していた。

 ライブは21日午後7時から、福岡市天神のレソラNTT夢天神ホール。チケットの詳細はミサンガの公式ホームページで。http://misanga.info/

=2018/12/05付 西日本新聞朝刊=

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