留学生と地域が積極交流 さいとぴあ、九大学研都市推進機構 [福岡県]

福岡舞鶴高で剣道を体験する留学生たち
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福岡舞鶴高の生徒たちと、日本食の作り方を学ぶ九州大の留学生
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 九州大の伊都キャンパスへの移転完了を受け、福岡市西区徳永の福岡舞鶴高で、外国人留学生に日本文化を体験してもらうプロジェクトが始まった。留学生との交流を望む学校側と日本への理解を深めたい留学生をつなごうと、西部地域交流センター「さいとぴあ」と九州大学学術研究都市推進機構が連携して取り組む。初回の10日は、留学生が高校生と一緒に剣道の授業を受け、日本食の調理にも挑戦した。

 移転完了で、西区の西部地域で暮らす留学生が増える中、留学生の居場所づくりや地域でのグローバル人材育成に結び付けようと企画した。プログラムの運営は、九大生でつくる食育活動グループ「Eatop(イートップ)」が担う。

 初回は欧米や台湾から今秋、入学したばかりの留学生を中心に男女10人が参加。1年生の剣道の授業では、舞鶴高の教員の指導を受けながら、座礼や立礼といった礼法を学んだ後、面や胴の基本的な打ち方の指導を受けた。初体験というオーストラリアの女子留学生リー・インインさん(20)は「実際に相手を打つとなると怖かったし、思った以上に迫力があった。日本のいろいろな文化を経験したい」と笑顔を浮かべた。

 その後、留学生たちは地元の女性たちに教えてもらい、おにぎりやみそ汁、卵焼きなどを高校生たちと作った。来日2カ月で、自炊に挑戦中の米国の男子留学生マシュー・イジェットさん(20)は「みそ汁はだしを取るのが大変だと分かった。たくさんの日本料理を覚え帰国したら紹介したい」と楽しんでいた。

 さいとぴあの松竹恵里子館長は「留学生に充実した生活を送ってもらい、誰もが住みよい街づくりを進めたい」と意気込んだ。

 今後も長期的なプログラムを目指し年4~6回、茶道や華道、書道、柔道などの体験を計画している。

=2018/12/13付 西日本新聞朝刊=

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