「孫に見せてあげたいので…」住民つなぐ電飾、広がった輪 [福岡県]

住宅の周りは遊園地をイメージした色鮮やかな電飾で彩られていた
住宅の周りは遊園地をイメージした色鮮やかな電飾で彩られていた
写真を見る
人気アニメキャラクターの形をした電飾に集まった子どもたち
人気アニメキャラクターの形をした電飾に集まった子どもたち
写真を見る
イルミネーションで飾られた飯仲通り
イルミネーションで飾られた飯仲通り
写真を見る

 クリスマス・イルミネーションが、福岡市早良区飯倉4丁目の住宅街の道路(通称・飯仲通り)沿いに連なり、住民たちの目を楽しませている。

 この地区の新開光市さん(71)によると、家々のイルミネーションの点灯が始まったのは2000年ごろで、近所の女性が「孫に電飾を見せてあげたいので、一緒にやりませんか」と呼び掛けたのがきっかけ。賛同した7世帯が、カラフルな電球付きのケーブル1本ずつを壁などに飾った。当初は、クリスマス電飾で有名だった新宮町湊坂の住宅地などを参考に飾り付け方法を学んだという。

 年々華やかになっていった電飾。一方で、住人の高齢化などに伴って飾り付けを断念しようかと思った年もあった。

 そんな時、匿名の小学生が書いたとみられる手紙が、新開さんたちの自宅郵便受けに入っていた。「きれいなイルミネーションをみせてもらい、ありがとうございます。来年もよろしくおねがいします」-。新開さんは振り返りながら、「やめられなくなりますよね」と笑みを浮かべた。

 以前は“年金通り”と呼ばれることもあったが、最近は子育て世代が増え地区に活気が出てきた。昨秋、引っ越してきた会社員久留光昭さん(52)は「イルミネーションの飾り付けが縁で、近所の人たちと親密になれた。今年はこだわって作ってみました」。

 今では、80代の老夫婦から子育て世代までの17軒が電飾活動に参加。来月3日ごろまで、午後6時~同10時に点灯する。

=2018/12/18付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]