「ありがとう箱崎」始まる 九大閉校企画、10日まで [福岡県]

九州大箱崎キャンパスの閉校企画で、旧工学部本館には動物骨格などの標本が展示されている
九州大箱崎キャンパスの閉校企画で、旧工学部本館には動物骨格などの標本が展示されている
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 九州大箱崎キャンパス(福岡市東区)で閉校式が開かれた8日、「ありがとう箱崎」と題した閉校企画が始まった。近代建築物群として保存される旧工学部本館や旧本部第1庁舎で写真展を開くほか、同大が収蔵する珍しい鉱物や動物の剥製標本などを一般公開する。入場無料。10日まで。

 旧工学部本館で展示されるのは、長年かけて収集され、教育や研究に使われてきた化石や昆虫、植物、人骨など。各学部が保管していた研究資料を同館に一堂に集めたという。

 展示物は大学関係者たちが「もう手に入らないものも数多く、全国有数のコレクション」と口をそろえる一級品ぞろい。8日には早速、大勢の市民が訪れ、熱心に見入り、写真を撮っていた。

 正門近くの工事用の仮囲いでは、福岡市のイラストレーター小宮貴一郎さん(41)が九大生にとって思い出深い中央図書館や昔の学生たちを描いた巨大壁画がお披露目された。

 閉校式では、東箱崎校区団体協議会の馬場公司会長が地域住民の代表として「九州大の知性と感性を受け継ぎ、次の100年でも語り継がれるようなまちづくりを進めたい」とあいさつした。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

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