片付けのコツ教えます 「目的」や「原因」明確に 福岡市でセミナー [福岡県]

「片付かない家」の現状や改善点などについて発表し合う参加者たち
「片付かない家」の現状や改善点などについて発表し合う参加者たち
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 「頑張って片付けても3日で元通り」「夫や子どもが散らかしっぱなし」-。そんな悩みを根本から解決する「時間を生み出すお片づけセミナー」が16日、福岡市城南区のモデルハウスであった。市内の主婦など14人の悩める参加者と一緒に片付かない原因から探ってみた。

 セミナーはモデルハウスを提供した地元の住宅会社「でんホーム」の主催。講師は同市を拠点に活動する片付けのプロ「ライフオーガナイザー」の梅野優子さん(45)。「なぜ片付けたいかをまずは考えて」との問いに対し、きれいな部屋でコーヒーカップを手に心を穏やかにテレビを見たいから…。心の中でそうつぶやいた。

 目的が明確になったら、次は散らかる原因を探り出す。早起きができず時間がないなど理由はさまざま。梅野さんは「人(家族)に頼って自分の仕事を減らすことも大事」とアドバイスする。そのためにも原因を見定め、家族が参加しやすい「片付けやすさ」を追求する必要があるという。

 いよいよ片付け法を学ぶ。四つの段階があり、(1)全ての物を出して把握。(2)物を四つのグループに仕分けする。例えば「好きで使う」「好きだけどあまり使わない」「好きじゃないけど使う」「好きじゃないし使わない」。この仕分け作業を通じて「気持ちの整理がつき、自然と捨てる気持ちが湧く」という。

 仕分け後は(3)物の探し方や戻し方の癖に基づいて収納法を決めるとよい。記者の場合は、見た目も機能性も重視したい「完璧主義タイプ」。このタイプは一度しまい込むと物の存在を忘れがちになるため、「見せる収納」がお勧めという。

 最後は(4)維持。毎週日曜の朝、長期休暇の初日など、短期や長期の見直しを繰り返すことが大切という。参加者はそれぞれ理想の生活を思い描き、前向きな思いでセミナーを終えた。

 セミナー後、こんな疑問を梅野さんにぶつけてみた。「夫と子どもで散らかし方のタイプが違う場合はどうすればいいか」。梅野さんは「片付けが下手な方に合わせるといい」と即答してくれた。片付けがうまい人のレベルに合わせると家族の中で脱落者が出て、結局は自分で背負い込んでしまうということらしい。わが家はどちらも「互角の勝負」…。まずはどのレベルで始めるかの見極めが必要なようだ。

=2019/02/17付 西日本新聞朝刊=

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