春告げる曲水の宴 太宰府天満宮 [福岡県]

紅白の梅花の下で雅に繰り広げられた曲水の宴
紅白の梅花の下で雅に繰り広げられた曲水の宴
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 太宰府市の太宰府天満宮で3日、春を告げる伝統行事「曲水の宴」が開かれた。祭神の菅原道真公も890年、宮中で参宴したとされる。心配された雨も上がり、紅白の梅花が咲く庭で衣冠、十二単(ひとえ)などを身につけた男女が風流なうたげを繰り広げた。

 姫役は福岡親善大使の田上真理子さんら5人、諸官役は福岡女子大理事長兼学長の梶山千里さんや地元経済人ら7人が務めた。参宴者は水路に浮かぶ酒杯が自分の前に流れ着くまでに短歌をしたため、杯を飲み干した。

 曲水の宴は中国浙江省の蘭亭(らんてい)に、書で有名な王羲之(おうぎし)が名士を集めて催したのが始まり、とされる。太宰府天満宮では958年、大宰大弐(だいに)の小野好古(おののよしふる)が始め、1963年に復活された。

=2019/03/05付 西日本新聞朝刊=

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