「幻の博多織」20年ぶり復活 波打つ模様の手織り「さざ波筑紫」 伝統工芸士の木村さん [福岡県]

さざ波筑紫の長財布(手前)などが並ぶ会場
さざ波筑紫の長財布(手前)などが並ぶ会場
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 20年前に姿を消した波打った模様の手織り博多織「さざ波筑紫」を、元々の制作者である伝統工芸士の木村佐次男さん(82)が自ら復活させ、福岡市博多区上川端町のはかた伝統工芸館で開いている「木村博多織手織り専門工房展」で展示販売している。入場無料。19日まで。

 同展は娘のゆき子さん(42)との親子展。さざ波筑紫は、波打った形のおさで緯(よこ)糸を打ち込んで織る独特の織物。木村さんが考案して人気となったが、別の作品に注力するうちに消滅。今回「さざ波が好きだった」というゆき子さんの勧めで制作を再開したという。

 会場では、親子が織った帯や小物入れなど100点以上が並ぶ一画にさざ波筑紫の新作コーナーが設けられ、長財布や名刺入れがずらり。ゆき子さんは「20年ぶりにできた幻の博多織をぜひ見にきてほしい」と話した。

=2019/03/17付 西日本新聞朝刊=

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