福岡市美術館リニューアルオープン くつろぎスペース充実 英国の芸術家の個展も開催 [福岡県]

福岡市美術館の収蔵品が並ぶコレクション展示
福岡市美術館の収蔵品が並ぶコレクション展示
写真を見る
福岡市美術館のリニューアル開館記念式典に臨む市や美術館の関係者
福岡市美術館のリニューアル開館記念式典に臨む市や美術館の関係者
写真を見る

 リニューアルオープンした福岡市美術館(中央区大濠公園)には21日、多くの家族連れや観光客が訪れ、お目当ての収蔵コレクションを探したり、新設されたカフェでくつろいだり、思い思いの時間を楽しんだ。

 午前9時から、高島宗一郎市長や中山喜一朗館長らが出席して開館式典が開かれ、高島市長は「文化交流や多様性を受け入れて成長する福岡の都市像を、美術で表現していきたい」とあいさつ。オープンに合わせ、国内初の個展を開く英国の芸術家インカ・ショニバレ氏は「アーティストはいろいろな視点を投げかけることが仕事。福岡のみなさんに作品を楽しんでもらいたい」と語った。

 午前9時半の開館を待つ行列は約100人に上り、続いて行われたショニバレ氏の記念講演会には約170人が参加し、サクラを主題にした新作の解説などに耳を傾けた。

 この日は天候に恵まれ、屋外のカフェテラスで大濠公園を眺めながらひと休みする市民ランナーの姿も。来館した南区の坂井典子さん(54)は「館内を隅々まで巡ってみようと思わせる造りで、存分に楽しめました」。家族で訪れた西区の浦上直佳ちゃん(5)は「(展示の中に)青くて大きい丸があって、何だろうと思った」と想像力を膨らませていた。

 「より開かれた美術館」を目指した大規模改装は、総事業費約55億円。大濠公園に面した1階部分に入り口を新設したほか、授乳室付きキッズスペースや学校行事などに使えるアートスタジオ、約1万6千点の所蔵品が検索できる美術情報コーナーなども整備した。

=2019/03/22付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]