絶対得票率伸ばす 無効票の割合は最多

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 福岡市長選で史上最多28万5435票を獲得し、3選を果たした高島宗一郎氏(44)。共産推薦候補と一騎打ちとなった今回、合計得票に占める得票率を前回2014年市長選の56・8%から75・1%に伸ばした。当日有権者数(124万2438人)に占める高島氏の得票の割合(絶対得票率)も23%で前回から1・3ポイント伸ばしたが、有権者の4・4人に1人の得票にとどまっている。

 高島氏は、前回市長選で自身が獲得した過去最多得票から約3万票上積み。今回は選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の市長選で、当日有権者数が6万人以上増えたのも影響したとみられる。

 ただ、10年は8人、14年は6人で争った市長選は今回、立憲民主、国民民主、社民系でつくる市議会の会派「市民クラブ」が候補擁立を断念するなど、1994年以来の一騎打ちに。選択肢が狭まった影響もあって、投票率は31・42%と、有権者の約7割が棄権する結果になった。

 影響は無効票にも出た。市選挙管理委員会によると、今回の市長選の無効票1万470票と、投票総数に占める無効票の割合2・68%は、記録が残る86年以降でいずれも最多だった。無効票が増えた理由について、19日の記者会見で高島氏も言及。「現職と共産党以外の受け皿がなく、白票を投じたのでは」と推測した。

=2018/11/20付 西日本新聞朝刊=

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