武内氏、前知事と街頭へ 都市部で無党派層に訴え

JR博多駅前で通行人に手を振る麻生渡前知事(左端)と、握手を求める武内和久氏(中央)
JR博多駅前で通行人に手を振る麻生渡前知事(左端)と、握手を求める武内和久氏(中央)
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 自民党分裂選挙となった知事選は、21日の告示まで1週間を切った。自民推薦で元厚生労働官僚の新人武内和久氏の陣営では、後援会長を務める麻生渡前知事が15日、初めて街頭に立った。党本部の最新の世論調査で武内氏は現職の小川洋知事に先行されており、巻き返しへ無党派層の取り込みに懸命だ。

 午前7時半、武内氏はJR博多駅前で通勤客らにあいさつや握手をして回り、麻生氏も手を振りアピール。マイクを握った武内氏は、宿泊税導入を巡る県と福岡市の対立を念頭に「市を強く明るくするため、市と県がタッグを組む県政をやっていく」と訴えた。

 自民が9、10日に実施した世論調査では、小川氏が過去の調査と同様、優勢だった。武内氏陣営の関係者は、小川氏が推薦を受ける県町村会や農政連を後ろ盾に郡部で支持を固めているとみて「浮動票が多い福岡市や北九州市など都市部に重点を置く」戦略を描く。

 自民県議団は15日、一部国会議員が造反して小川氏支援に回ったことをとがめない党本部に対し抗議するよう県連に要請。県議団の原口剣生会長は取材に「党の決まりを破るなら何でもありになる」と述べ、本部は党議拘束を徹底させるべきだとの考えを示した。県連は18日付で、本部に抗議文を送る方針。

 知事選には共産党県委員会副委員長の新人篠田清氏も立候補を予定している。

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

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