業者が防風柵提案 メガソーラー建設で説明会 霧島市 [鹿児島県]

 鹿児島県霧島市牧園町の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設の影響で、建設地南側の民家に強風災害の恐れが出てきている問題で、開発業者が25日、現地事務所で住民説明会を開いて、検討中の対策を説明した。業者は防風柵設置と一部植林を提案したが、住民側は防風用の林の再生を求めた。ただ業者と住民は環境保全やトラブルに関する協定を結ぶことでは合意した。

 この発電所建設は開発区域面積38ヘクタールのうち23ヘクタールの森林を伐採し、今年3月、造成工事が完了した。業者や住民によると、4月10日に最大瞬間風速25メートルほどの風が吹き、南側民家前に設置していた防音シートが一部外れ、骨組みが傾くなど危険な状況になった。このため業者は恒久的な防風対策を検討してきた。

 説明会では、業者側が樹脂シートを用いた防風柵のイメージ図を示し、柵の前に数メートル幅で植林する案を提示した。これに対し、住民側は「防風柵は受け入れられない。防風林帯をつくるべきだ」と反発した。

 説明会に先立ち一部住民は22日、林地開発を許可した県森づくり推進課を訪れ対応を求めた。同課は「業者と一緒に検討する」と応じた。

 説明会の終了後、業者は「住民の要望にできるだけ応えられるよう考えていきたい」と話した。

=2017/06/27付 西日本新聞朝刊=

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