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検察、供述心理鑑定を批判 大崎事件再審請求即時抗告審 弁護側反発「地裁では反論せず」 [鹿児島県]

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の変死体が見つかった「大崎事件」で殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(90)が裁判のやり直しを求めている第3次再審請求即時抗告審で、検察側は、鹿児島地裁の再審開始決定の決め手となった、弁護側提出の供述心理鑑定について批判する専門家の意見書を福岡高裁宮崎支部に提出した。弁護団が4日明らかにした。

 弁護団によると、検察側が提出(9月29日)したのは即時抗告申立書の補充意見書で、複数の心理学者による意見書を盛り込んでいる。供述心理鑑定を証拠として認めなかった「袴田事件」など他の再審請求の決定も例示し、供述心理鑑定を全面的に認めた鹿児島地裁の決定を疑問視しているという。

 弁護団の鴨志田祐美事務局長は「検察側は地裁の段階で反論する機会があったのにしなかった。審理をいたずらに長引かせているだけだ」と反発した。弁護側は検察側の補充意見書を分析した上で、反論の書面を提出する方針。

 即時抗告審では、高裁宮崎支部の根本渉裁判長が7月20日に検察、弁護側と協議の場を設け、早期の審理終結の意向を示唆した。

=2017/10/06付 西日本新聞朝刊=

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