川内原発の重大事故想定 3日に原子力防災訓練 住民ら4400人参加 [鹿児島県]

昨年行われた原子力防災訓練。高齢者の避難を九電関係者が支援した=鹿児島県薩摩川内市
昨年行われた原子力防災訓練。高齢者の避難を九電関係者が支援した=鹿児島県薩摩川内市
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 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した原子力防災訓練が3日実施される。県や原発30キロ圏の9市町の共催で、住民や自治体関係者ら約4400人が参加する。訓練は昨年1月以来で今回は同県阿久根市から熊本県に向かう広域避難のほか、初めて幼稚園や保育園で園児の引き渡し訓練も行う。

 訓練は震度6強の地震で川内原発から放射性物質が放出されたとの想定。昨年より開始時間を30分早め、午前7時半から午後6時まで。鹿児島、熊本両県の計21自治体が舞台となる。

 広域避難訓練はまず地震で自宅が壊れた住民が阿久根市役所に屋内退避。その後、放射線量が上昇したとして熊本県津奈木町までバスや九電が用意した福祉車両で避難する。移動中には放射線被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を受け取る訓練も。

 引き渡し訓練は薩摩川内市といちき串木野市の幼稚園・保育園計8カ所で実施する。園から保護者にメールなどで連絡し、園児を迎えに来てもらい緊急時の引き渡しの流れを確認する。原発の安全性などを検証する県の専門委員会の委員も視察。改善点などを今後の委員会で議論し、避難計画の見直しに反映させる。

=2018/02/02付 西日本新聞朝刊=

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