新燃岳の警戒範囲拡大 霧島山火山防災協 火山ガス規制設定 [鹿児島県]

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 宮崎、鹿児島両県などが霧島連山の火山活動に対する警戒・避難体制を協議する霧島山火山防災協議会は5日、宮崎県庁で会議を開き=写真、昨年10月に6年ぶりに噴火した新燃岳の噴火警戒レベルごとに定めた警戒範囲を、拡大することを決めた。硫黄山(宮崎県えびの市)周辺の火山ガスに関する立ち入り規制基準も定めた。

 新燃岳は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)で、大きな噴石に注意が必要な警戒範囲を「火口から半径1キロ」から同2キロに改め、火山活動の状況によって同1キロとする。レベル3(入山規制)は同2~4キロだったが同3キロを基本とし、状況次第で同4キロに広げる。

 火山ガスの規制基準は、新燃岳噴火で高濃度の二酸化硫黄が硫黄山で観測されたため設定。硫黄山の火口周辺で二酸化硫黄と硫化水素濃度が高まった場合、注意情報や警戒情報、避難情報を出すほか、最も濃度が高い際は立ち入り禁止とする4区分の対応を設けた。

 火口周辺5市町の避難計画も承認。委員の石原和弘・京都大名誉教授は「マグマの出口は新燃岳のほか硫黄山、御鉢もあり、防災や噴火警戒レベルはそれを前提に考えてほしい」と話した。

=2018/02/06付 西日本新聞朝刊=

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