JR九州に減便復活など要望 鹿児島県内の沿線自治体 ダイヤ改正で影響大 [鹿児島県]

 JR九州の3月のダイヤ改正で、鹿児島県内の通学生や高齢者などの利用に重大な影響が出ているとして、県と沿線市町でつくる県鉄道整備促進協議会は24日、鹿児島市のJR鹿児島支社に、減便の復活などを求める要望書を提出した。この要望書を含め25日には九州7県がそろってJR九州本社に要望書を提出する。

 ダイヤ改正で、鹿児島県内では鹿児島線や指宿枕崎線など7路線で35本減った他、発着時間の変更や車両減などが行われている。協議会は県内96高校と沿線14市町を対象にした影響調査を4月16日から27日まで実施。影響のある駅名や時刻、具体的な内容、希望する改善策などを回答してもらった。

 その結果「後発の列車に利用が集中し乗れない場合がある」「学習や部活動に制約がかかる」「高齢者が利用しているが、利便性の低下が懸念される」などの声が寄せられた。

 このため、協議会は肥薩線1本、指宿枕崎線5本、日豊線2本の計8本について、ダイヤや車両編成を元に戻すことなどを具体的に求めた。また、8本以外の調査結果も添え、利便性の向上に努めるよう求めた。

 協議会によると、鹿児島支社は「内容を精査し、必要なものについては対応を検討したい」と話したという。同支社は既に要望にあった肥薩線の1便で車両数を増やす対応は取っていることも報告した。霧島市の中重真一市長は「利便性が低下し、さらに利用者が減り、減便につながる負のスパイラルが心配。駅を活用したまちづくりで利用促進を図りたい」と話した。

=2018/05/25 西日本新聞=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]