「県議団から擁立を」 5期目尾辻氏に対抗の動き 自民党、来夏の参院選候補選び [鹿児島県]

来年の参院選の自民党公認候補を巡って意見を交わした党鹿児島県議団の総会=14日午後
来年の参院選の自民党公認候補を巡って意見を交わした党鹿児島県議団の総会=14日午後
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 来夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)の自民党公認候補を巡り、党鹿児島県議団(37人)は14日総会を開き、立候補する意向を示している現職で5期目の尾辻秀久氏(77)に対抗し、県議の中から擁立を目指すことを申し合わせた。ただ、全会一致ではなく、擁立が実現するかは不透明だ。

 党県連は16日の定期大会で、党本部に推薦する公認候補を決める意向だが、県議団は擁立作業を進めるため、候補決定を先延ばしするよう要請する。

 尾辻氏は10日の県連会合で、旧優生保護法下での強制不妊手術の問題など「私でしかやれないことがある」と強調し、6選を目指すことを表明。しかし、一部県議らから不満が示されたため、森山裕会長は県議団や鹿児島市議団から意見聴取する手続きを取ることにした。

 県議団は尾辻氏が妥当か、全議員から意見を聞き、1人が出馬に意欲を示したという。この日非公開であった総会では、尾辻氏に対する高齢批判や世代交代を求める声に加え、2年前の知事選の対応に不信感を示す意見も出た。「これだけ(反発する)声があることを県連に伝えるべきだ」との意見が大勢を占めた。一方で、県議団からの擁立に賛同しない県議も8人いたという。

 県選出国会議員は尾辻氏擁立に前向きとされ、国会議員団が尾辻氏で押し切るか、県議団が一枚岩となり候補者擁立を実現できるかが焦点となる。党本部は6月中の候補選定を求めるが、協議次第では県連の決定がずれ込む可能性もある。

 総会後、県連の永井章義幹事長は「いろんな意見をうかがった。協議は進行中で、具体的なものは決まってない」と語った。

=2018/06/15 西日本新聞=

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