「西郷どん」の滝、全国から見物客 オープニングに登場 観光の起爆剤に [鹿児島県]

展望デッキから雄川の滝を眺める観光客
展望デッキから雄川の滝を眺める観光客
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雄川の滝に向かう途中の渓谷で写真を撮る観光客
雄川の滝に向かう途中の渓谷で写真を撮る観光客
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駐車場前に登場した「アクアベースカフェ」
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カフェで一番人気の「雄川ブルーレモン」(650円)
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 エメラルドグリーンに輝く滝つぼが美しい鹿児島県南大隅町の観光名所「雄川(おがわ)の滝」に全国から見物客が訪れてにぎわっている。NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のオープニングに登場。ドラマ人気が相まって集客を後押ししている。国立公園に8月に編入されたこともあって、町は昨年の観光客5万7千人を大きく上回る年間15万人を見込む。本土最南端の佐多岬と合わせて観光の起爆剤にしたい考えだ。

 雄川の滝までは、近くの駐車場から約1・2キロの遊歩道を歩いて向かう。クスノキが生い茂り、日陰になった道のそばには透き通った豊富な水が流れる。到着すると、深い淵の色はエメラルドグリーンに輝き、2階建ての展望デッキからゆっくり一望できる。雄川の滝は、シラス台地が川の流れで浸食されてできた地形で落差46メートル、幅60メートル。岩盤の隙間から湧き出る水を眺めていると、滝しぶきの効果もあって暑さを忘れるほど涼しい。

 両親と見学した広島県福山市の表柊太朗(おもてしゅうたろう)君(10)は「水が透き通ってきれい。お気に入りの場所になった」と、初めて訪れた雄川の滝の絶景を楽しんだ。

 町観光協会は4月、駐車場前に「アクアベースカフェ」を開いた。カフェは地元産の果物を使った飲み物や雄川の滝をイメージしたかき氷などを提供。店内にある土産物スペースでは、雄川の滝にちなんだ限定商品などが並んでいる。

 環境省は10日、雄川の滝とその下流の渓谷の計95ヘクタールを霧島錦江湾国立公園に編入した。阿多(あた)カルデラと関わりが深いことから錦江湾地域に編入し、外国人観光客の増加を目指すプロジェクトの一環として景観保全や遊歩道整備などを図る。国立公園編入を記念する式典が18日にあり、森田俊彦町長は「国立公園編入は大変うれしい。美しい自然の景勝を後生にわたって残していきたい」と話した。

 町観光協会=0994(24)3120。

=2018/08/29付 西日本新聞朝刊=

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