空中テントで自然満喫 鹿児島・南大隅町で11月まで 地元食材フルコース、天体ショー、トレッキングも [鹿児島県]

松の木に固定された空中テント(鹿児島県南大隅町観光協会提供)
松の木に固定された空中テント(鹿児島県南大隅町観光協会提供)
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空中テントに乗る利用者
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天の川をバックに文字などを描くサービスもある
天の川をバックに文字などを描くサービスもある
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パノラマパーク西原台では錦江湾と開聞岳の絶景を背に撮影できる
パノラマパーク西原台では錦江湾と開聞岳の絶景を背に撮影できる
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パノラマパーク西原台で夕日を眺める利用者
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 海外のリゾート地で人気の「空中に浮かぶテント」に宿泊できるキャンプ場が11月までの期間限定で、鹿児島県南大隅町のみなと公園に今年夏オープンした。空中テントのみで運営するキャンプ場は国内で初めてという。町内の景勝地を巡り食事するプランもあり、運営する町観光協会は「町の自然と食を存分に味わえる」とアピール。とかく忙しい現代人には夢の時間といえる「食う、寝る、遊ぶ」を温暖な南九州の地で満喫できる。

 空中テントは、木などの3点の支柱にベルトを固定して設置する。ハンモックのように浮いているためムカデなどの小動物の侵入を防げる。地面の条件に関係なく設置できるため、災害時にも使用できると注目されているテントだ。

 公園の一角を占める松林に計6基を設置。定員は最大で大人2人と子ども3人。テント1基は3層に分かれ、座面中央の穴から縄ばしごで上り下りする。宿泊は地上約4メートルの高さに取り付けられた最上層のテント。ナイロン合成繊維の座面は約9・5平方メートルの正三角形で、テント内は高さ約1・2メートルの空間が確保されている。残り2層はくつろいだり、荷物を置いたりするテントになっている。

 利用者には公園近くの温泉施設に無制限で入浴できる温泉券が付く。同協会が推奨するのは、大自然を満喫できるアクティビティ付きプラン「マジカルステイ」。利用者はテントの宿泊手続きを済ませると、送迎車で錦江湾と大隅半島を眺望できる「パノラマパーク西原台」に約30分かけて移動。錦江湾を隔てた薩摩半島の南端にある開聞岳に沈む夕日の絶景を楽しんだ後、屋外レストランで地元食材を使ったフルコースを味わえる。

 食事が終わると会場の照明が落とされ、「南天の天体ショー」が始まる。星空ガイドの説明を聞きながら本土最南端の星空を優雅に鑑賞。星空をバックにした記念写真や、見学者が夜空をキャンバスに見立てペンライトで描いた文字やデザインを長時間露光で撮影してくれるサービスもある。

 空中テントでの宿泊を楽しんだ翌朝は、エメラルドグリーンの美しい滝つぼが特徴の「雄川の滝」を目指す早朝トレッキングを体験。汗を流した後、雄川の滝近くで清流を見ながら朝食を取ることができる。未体験の空中テントを拠点に、“ふわふわ気分”で自然と一体になれる1泊2日の体験。心身ともにリフレッシュできそうだ。

 好天時は通気性のあるテントで過ごし、降雨時はテントに専用カバーを取り付けて宿泊してもらう。天候によってはイベントの中止もある。台風などの場合は宿泊中止を個別に事前通知する。定休は水曜日と木曜日。宿泊予約は専用ホームページ(HP)「マジカルステイ」で。同協会=0994(24)3120。

=2018/10/04付 西日本新聞朝刊=

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