えびの、伊佐で稲作再開へ 硫黄山噴火 湧水町は今年も断念 [鹿児島県]

 宮崎・鹿児島県境にある霧島連山の硫黄山の噴火後、周辺の川が白濁し、流域農家が昨年の稲作を中止した問題で、宮崎県えびの市の川内川流域農家は9日、今年から取水と稲作を再開することを決めた。鹿児島県伊佐市も昨年末、水質の改善を受けて今年の稲作再開を決めたが、同市より上流にある同県湧水町は堆積泥のヒ素濃度が環境基準を超えることがあるため断念を決めており、対応が分かれた。

 えびの市では昨年、269ヘクタール(364戸)が取水できずに稲作を断念。県は、川内川の水質が環境基準を満たしている堂本地区での取水を5月にも再開する準備を進めており、再開されれば断念した農地のうち104ヘクタールで稲作ができる。今後、川内川など計4カ所で水質を監視し、噴火で再び水質が悪化した時は取水門が自動で閉まる装置を新設する。

=2019/01/10付 西日本新聞朝刊=

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