離島からの現役入学生に給付型奨学金 鹿児島大が新設 25万円を一括 [鹿児島県]

離島の高校生に限定した給付型奨学金制度の導入を発表する鹿児島大の前田芳実学長
離島の高校生に限定した給付型奨学金制度の導入を発表する鹿児島大の前田芳実学長
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 鹿児島大学は16日、県内の離島の高校から今春入学する現役生を対象に、返還不要の給付型奨学金制度を導入すると発表した。全国の国公立大で独自の給付型奨学金の導入が増えているが、離島の高校生に限定した制度は初めてという。

 世帯収入で授業料免除となる学生が対象。学内で選考し12人に支給する予定。25万円を一括給付し、大学生活スタートを支援する。

 鹿児島大によると、県内の離島高校からは過去3年で、11校230人が国公立大に合格。このうち鹿児島大は75人で、離島高校からの同大志願者は減少傾向という。同大は地域発展に寄与する人材育成に向け、志願者増加策の一環として奨学金制度を導入する。

 また、離島の高校と遠隔授業システムを構築し、月2回、大学の各学部に関連する出前授業を行う。奄美市の大島高からスタートし、順次広げていくという。

 記者会見した前田芳実学長は「鹿児島大学で学んだことを生かして離島の地域振興に貢献できる人材を育成したい」と話した。

=2019/01/16 西日本新聞=

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