阿蘇の山野、爪痕なお 熊本地震1年 [熊本県]

北外輪山の原野と麓の集落を結ぶ道。崖側が崩落しており、復旧は容易ではなさそうだ
北外輪山の原野と麓の集落を結ぶ道。崖側が崩落しており、復旧は容易ではなさそうだ
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阿蘇山麓の牧道をふさいだ落石群。作業ができず、この地区の牧野組合は今春の野焼きを断念した
阿蘇山麓の牧道をふさいだ落石群。作業ができず、この地区の牧野組合は今春の野焼きを断念した
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大観峰の登山道路。道は地震で破壊され、岩場を乗り越えて行くような姿になっている
大観峰の登山道路。道は地震で破壊され、岩場を乗り越えて行くような姿になっている
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巨大な落石。阿蘇の山々ではこうした地震の爪痕を至る所で見る
巨大な落石。阿蘇の山々ではこうした地震の爪痕を至る所で見る
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崩落した阿蘇山麓の牧道。地震のすごさを物語る
崩落した阿蘇山麓の牧道。地震のすごさを物語る
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 熊本地震は阿蘇地方の山野を随所で破壊し、深い爪痕を残している。阿蘇山や外輪山では斜面が大規模に崩落した。表土がはがれた崖から大きな岩が落下していたり、落ちかかった岩が樹木の根っこなどに引っかかり不安定な状態でとどまっているところを見る。

 落ちた岩で作業道路をふさがれ、野焼きを断念した牧野がある。牧道が崩落した放牧地がある。邪魔な岩を破砕するなど一部で災害復旧が始まっているが、安全の確保や関係者の資金的問題などもあり、多くはいまだに手の施しようがないといった状況だ。

 そうした現場を歩くと、復旧と復興には時間がかかると思わざるを得ない現実と向き合うことになる。

=2017/04/19付 西日本新聞朝刊=

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