技磨き合い50年活動に幕 最後飾る作品展 八代市のフォトクラブ写楽 [熊本県]

会員たちの代表作が並ぶ会場
会員たちの代表作が並ぶ会場
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 八代市の写真愛好家たちでつくる「フォトクラブ写楽」の最後を飾る作品展が13日、同市西松江城町の市立博物館未来の森ミュージアムで始まった。今年で結成50周年を迎え、会員の高齢化などで活動を中止する。自然や街並みなど多様な被写体をプロ顔負けの熟練した技術で捉えた作品が並ぶ。入場無料。18日まで。

 写楽は、同市で写真店を営んでいた故門永宏一さんと店に自然と集まった写真愛好家たちが1967年に結成。撮影技術を磨き合いながら、26年前から毎年、作品展を開いてきた。デジタルカメラを使わず、「色彩の奥行きを表現できる」とポジフィルムを使った撮影にこだわってきた。

 現会員は60代~80代の9人で平均年齢は70代後半。最後の作品展は回顧展として、各会員が過去の作品から選び、門永さんら故人の作品も加えて計98点を展示した。山の冠雪や雪解け、渓谷、さまざま表情を見せる桜や紅葉を写した作品は色鮮やか。不思議な造形の木の根や枝、波紋を残したまま凍りついた湖、外国の街並み、漁港の営みなどが見る者を引き付ける。

 代表の津田悌二さん(87)は「これからも皆で写真談議をしながら撮影を続けたい。それぞれの思いがこもった作品を味わってほしい」と呼びかけている。

=2017/06/14付 西日本新聞朝刊=

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