県内、空梅雨? 農作物管理や火災に注意 [熊本県]

出火した竹林の消火活動をする消防団員たち=5日、南阿蘇村
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一部で川底が見える白川=14日、熊本市中央区
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 県内は6日に梅雨入りが発表されてからまとまった雨が降らず、降水量が少ない状態が続いている。熊本地方気象台によると、少ない所で前年同期の半分以下にとどまり、向こう1週間も晴れや曇りの天気が続く見通し。県内全域には乾燥注意報も出ており、気象台は農作物の管理や火災に注意を呼び掛けている。

 気象台によると、5月1日~6月11日の降水量は、県内全ての観測地点で前年同期を下回った。最も少ない山鹿市鹿北は136ミリで平年値(301・6ミリ)の45%しか降っておらず、最も多い人吉市でも297・5ミリと平年値(336・5ミリ)の88%にとどまっている。

 梅雨前線は現在、沖縄付近に停滞している。日本気象協会九州支社(福岡市)によると、北から入ってきている寒気の影響で、梅雨前線が押し下げられているという。来週半ばに鹿児島県で雨の予報が出ており、来週末には前線が北上して県内でも雨が降る見込み。

 3カ月予報(6~8月)では九州北部の降水量はほぼ平年並みの見通しで、松井渉気象予報士は「空梅雨だと油断せず備えをしっかりしてほしい」と指摘する。

 一方、気象台は県内全域に乾燥注意報を出している。前線が南にとどまっていることで、湿った空気が入ってきていないことなどが原因。火の取り扱いなどに注意が必要という。

=2017/06/15付 西日本新聞朝刊=

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