市房ダム、渇水の恐れ 農業用水制限へ土地改良区と県 [熊本県]

空梅雨により、湖底近くまで水位が低下している市房ダム湖
空梅雨により、湖底近くまで水位が低下している市房ダム湖
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 球磨川上流の県営市房ダム(水上村)の水位が少雨により低下しているとして、管理者の県やダムから農業用水を引く流域の土地改良区などが16日、渇水対策会議を開き、農業用水の使用制限といった節水対策を行う方針を決めた。

 県などによると、6日に梅雨入り以降も雨がほとんど降らず、流域の雨量は14日時点で平年の9%程度にとどまる。ダム貯水率は32・3%と平年を12・9ポイント下回っている。対策を講じない場合、月末には貯水率がゼロになるという。

 会議では湯前、多良木、あさぎり、錦4町をエリアとする3土地改良区が、飼料用稲の田植えを控えていることなど農業用水の使用状況を報告。雨の予報が出ている20日の雨量次第で、地域を二つに分け2日間ずつ送水を行う使用制限に踏み切ることなどを確認した。

 ダム湖の水位低下に伴い、水上村観光協会のカヌー体験も、15日から休止している。

=2017/06/17付 西日本新聞朝刊=

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