寺の供え物お裾分け 菓子や果物、ひとり親家庭に贈る [熊本県]

供え物を段ボールに詰める作業を体験する寺院関係者たち
供え物を段ボールに詰める作業を体験する寺院関係者たち
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 お寺に寄せられる供え物を仏様のお下がりとして、経済的に苦しいひとり親家庭などにお裾分けする「おてらおやつクラブ」の活動が、全国で広がっている。県内では5寺院と2支援団体が参加している。5月から取り組みを始めた熊本市中央区本山の香福寺は「熊本でも支援の輪が広がってほしい」と、多くの寺院や支援団体の参加を呼び掛けるとともに、活動の周知に努めている。

 おてらおやつクラブは奈良県の住職が呼び掛け、2013年10月に始まった。菓子、米、パン、果物など檀家(だんか)から寄せられる供え物を、支援団体を通じてひとり親家庭に贈る。おてらおやつクラブ事務局によると、17日現在で全国667寺院と244支援団体が活動に参加し、約7千人の子どもたちに届けている。

 香福寺の副住職清水谷勇哲さん(40)は「せっかくのお供え物を生かしたい」と参加を決めた。県内の支援団体に供え物を届けたり、香福寺でひとり親家庭を招いたお茶会を開いて配ったりしている。

 賛同者を広げようと、香福寺は17日、県内で初めての説明会を開いた。参加した寺院関係者や支援団体代表らに、寺に寄せられた菓子を段ボールに詰める作業を体験してもらうなどし、協力を呼び掛けた。清水谷さんは「多くの子どもたちとつながることができる活動に育てたい」と話した。

 問い合わせは、クラブ事務局=mail@otera-oyatsu.club

=2017/06/20付 西日本新聞朝刊=

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