水俣の表情、写真で 漁港や湯出川、多彩な18点 松村さん、西念寺で個展 [熊本県]

「水俣の美しい自然や人の息づかいを感じてもらえたら」と話す松村紀子さん
「水俣の美しい自然や人の息づかいを感じてもらえたら」と話す松村紀子さん
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 水俣市丸島町のコンビニエンスストア店員、松村紀子さん(43)が、水俣の風景や住民の表情を切り取った写真展を同市平町の西念寺で開いている。夕日に映える漁港や水しぶきが壮麗な湯出川など18点が並ぶ。8月末まで。

 松村さんは昨年2月、父親を病で失ったのを機に、近くの丸島漁港などで目に留まった景色をスマートフォンで撮影するようになった。見慣れた風景もファインダーに納めると違った表情になり、心が落ち着いたという。会員制交流サイト(SNS)に投稿して評判となり、プロの写真家から個展の開催も勧められた。

 その後一眼レフカメラに切り替え、市内各地で被写体を探すようになった。これまでに水俣市内の書店やホテル、銀行支店の一角に作品を展示し、「客の苦情が減った」「水俣にこんな場所があるとは知らなかった」との声が寄せられた。

 西念寺には、梅雨入り前の不知火海や池に浮かぶハス、出産間近の女性など、最近作を中心に並べた。現在、水俣丸島郵便局でも11点を紹介している。松村さんは「見た人の心に響けばうれしい。水俣の良さを知ってもらいたい」と話している。

=2017/07/14付 西日本新聞朝刊=

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