4病院に入院機能移転 八代市立病院19年春めどに 市方針、外来は仮設棟ごと譲渡 [熊本県]

 熊本地震の影響で入院病棟が閉鎖している八代市立病院(同市妙見町)について、中村博生市長は4日、2019年3月をめどに、一般病床66床の入院機能を八代地区の四つの公的病院に引き継ぎ、外来診療も現在地での運営を条件に事業譲渡する方針を表明した。協議がまとまれば、市立病院は閉鎖する。同日の定例議会で一般質問に答えた。

 市によると、4病院は市医師会立病院▽八代北部地域医療センター▽熊本労災病院▽熊本総合病院。市の方針をおおむね前向きに受け止めているという。

 中村市長は市立病院の再建を断念した理由を「このまま市立病院を運営し続けることは、財政運営に与える影響がかなり大きいと判断した」と答弁。「市立病院が担ってきた(地域医療の)後方支援機能は維持させたい」と述べ、市立病院が果たした在宅復帰などを目指す「回復期」か長期療養向けの「慢性期」の入院機能を4病院に引き継ぎたい考えを示した。

 国の政策として市立病院が担っていた現在30床の結核用病床の在り方については、県などと今後、協議するという。

 一方、外来診療については昨年10月から敷地内に仮設診療棟を5年間のリース方式(約7600万円)で建設して再開させており、市は建物ごと4病院いずれかに事業譲渡したいとしている。

=2017/12/05付 西日本新聞朝刊=

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