阿蘇火口見学再開へ光 安全施設復旧2月中にも [熊本県]

登山者を迎える高岳山頂のミヤマキリシマの群落。こんな光景の復活が待たれる(2013年6月撮影)
登山者を迎える高岳山頂のミヤマキリシマの群落。こんな光景の復活が待たれる(2013年6月撮影)
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 阿蘇中岳の火口見学が再開を見通せる段階に来た。2016年10月の爆発的噴火など一連の活動で機能喪失した安全施設の復旧が進み、予定では2月中にも再開の準備が整う。火山活動が比較的穏やかな今の状態(噴火警戒レベル1)に変化がなければ、約3年半ぶりに火口に人が立つ。

 火口から1キロ圏内の立ち入り規制を続ける阿蘇火山防災会議協議会(防災協)は昨年末、臨時会を開き、関係各機関が復旧工事の進み具合を報告した。火山ガス警報装置と火口見学広場の保護柵は2月中に復旧する予定。退避壕(ごう)の修復も2月に終える計画という。

 駐車場から見学広場に上がる「火の国橋」は大きく壊れており、すぐには復旧が難しい。このため仮橋を設けることで対応する。火口周辺に設けられている遊歩道の復旧は遅れ、立ち入れない状態が続く。

 防災協はこうした状況を見ながら規制解除の時期を慎重に判断する。解除されれば、1キロ圏にかかっている砂千里ケ浜経由の高岳・中岳登山道の通行も可能になり、こちらも3年半ぶりに登山者の姿が戻る。今年の阿蘇山は火口観光と登山の復活で、魅力とにぎわいが戻りそうだ。

=2018/01/14付 西日本新聞朝刊=

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